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2008年05月17日(土) 00時00分

コープこうべと大阪北生協、合併を検討朝日新聞

 兵庫県地盤の生活協同組合「コープこうべ」(神戸市)は、大阪府北部の「大阪北生協」(大阪府豊中市)との合併を検討する。消費生活協同組合法が4月に改正され食品販売などが隣接府県でも可能になったため。大手スーパーとの競争で売り上げが伸び悩む中、規模拡大による乗り切りを模索する。

 コープこうべは4月に開いた地区別総代会議の資料の中で「合併も視野に入れた検討を今期から本格的に開始する」と説明。今後、合併に向けた条件や合併時期などを検討するという。

 コープこうべは、組合員数約135万人。約150店を展開し、07年度の売上高は2688億円。大阪北生協は豊中や池田、高槻などに約22万人の組合員を抱え20店。06年度の売上高は303億円だった。

 両生協は約40年前に業務提携。コープこうべが支援する形で人事交流や商品管理システムの共通化を進めてきた。合併が実現すると、それぞれの組合員以外は利用できなかった育児支援やサークル活動などが共有化できる。

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200805170095.html