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2008年05月17日(土) 00時00分

神戸電鉄が速度超過でカーブ進入、ATSで急停止朝日新聞

 神戸市北区長尾町宅原の神戸電鉄三田線で、急行電車がカーブに速度超過で進入し、自動列車停止装置(ATS)が作動して急停止していたことがわかった。同社によると、運転士のブレーキ操作の遅れが原因で、乗客約400人にけがはなかったという。

 同社によると、15日午前7時50分ごろ、新開地発三田行き急行電車が横山駅手前400メートルの右カーブに制限速度の75キロを5キロ超過して進入し、ATSが作動した。運転士は「ATSが作動したため急停車しました。おわびします」と車内放送し、約1分後に運転を再開した。車内は通勤や通学客でほぼ満員の状態だった。

 このATSは05年4月のJR宝塚線(福知山線)脱線事故を受け、同年6月に設置された。同社は「今回の事案を厳粛に受け止め、安全運転教育を徹底したい」としている。

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200805170026.html