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2008年05月16日(金) 17時01分

内閣支持20%割れ=不支持6割台に−時事世論調査時事通信

 時事通信社が9〜12日に実施した5月の世論調査によると、福田内閣の支持率は19.9%と、発足以来最低だった前月より7.7ポイント減少した。支持率が2割を切るのは森政権末期の2001年4月以来。一方、不支持は前月比10.4ポイント増の62.8%となった。後期高齢者医療制度(長寿医療制度)への不満のほか、ガソリン税(揮発油税など)の暫定税率復活や、道路特定財源を維持する法律の衆院再可決への動きが影響したとみられる。
 不支持の理由(複数回答)は「期待が持てない」が同6.9ポイント増の37.1%でトップ。以下「リーダーシップがない」29.7%、「政策が駄目」23.4%、「首相を信頼できない」15.8%が続いた。支持の理由は「他に適当な人がいない」が最も多く、7.9%だった。
 不支持は年齢別に見ると、50歳代で7割を突破し、全世代で5割を超えた。70歳代以上も51.5%で、初めて支持を上回った。男女別では男性69.8%、女性56.0%。 

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