＜北京五輪＞水環境が五輪基準をクリア

2008年05月15日(木) 21時50分

＜北京五輪＞水環境が五輪基準をクリア—北京市当局（Record China）

2008年5月14日、新華社通信によると、8月に五輪開催を控えた北京市では水環境の整備が急ピッチで進んでおり、今年第一四半期のCOD（化学的酸素要求量）排出量が前年同期比5％の削減に成功、国際オリンピック委員会の水環境基準をクリアした。

北京市水務局の斉京軍（チー・ジンジュン）排水所長によると、同市の下水処理能力は着実に向上しており、現在、北京市内と郊外合わせて40か所の処理場が稼動している。07年には市全体の下水処理量が9億9000万立方メートル、下水処理率は76％に達し、市中心部の下水処理率は92％にも上った。【その他の写真】

同市ではこのほか、汚染行為を行っていた多数の企業や施設の閉鎖・移転も大々的に行ったと報告された。（翻訳・編集/NN）

【関連記事】
・北京五輪の水資源供給地で大規模な旱ばつ、ツケは農民に…—河北省
・環境保護プロジェクトの目玉、中国最大級の汚水処理場が年内にも運用開始—上海市
・北京五輪中は河北省から取水、「水の安全」も問題なし—北京市