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2008年05月15日(木) 21時21分

<ジャパネットたかた>情報流出で元社員に1億円超賠償命令毎日新聞

 04年に発覚した通信販売大手「ジャパネットたかた」(本社・長崎県佐世保市)の顧客情報流出事件を巡り、関与したとされる元社員の男性(34)に同社が1億1000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が15日、長崎地裁佐世保支部であった。西村欣也裁判官は「情報漏えいで同社の社会的信用を失墜させた」などとして、元社員に全額支払いを命じた。

 判決によると、元社員は98年ごろ、同僚の男性(38)と共にパソコン用の記憶媒体に約51万人分の顧客情報を記録するなどして流出させた。また96年から04年2月ごろの間、この同僚と共謀してパソコンなどの商品を盗み質入れするなどの手口を繰り返し、不法な利益を得た。

【近松仁太郎】

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