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2008年05月15日(木) 00時00分

重機、探査機、救助犬も=百数十人救出も不明者多数−四川地震時事通信

 【北京14日時事】大地震で一瞬にして廃虚と化した中国四川省北川県では14日も、軍が行方不明者の捜索に全力を挙げた。包囲網を狭めるように、重機や人命探査装置、救助犬を投入。新華社電によると、13日は161人、14日午前には10人以上を救出したが、なお数え切れないほど行方不明者がいる。
 同県の中心部は道路が復旧しておらず、周辺の町とつながっている所には数十台の救急車と医療チームが待機。がれきの中から生存者が見つかると、待機場所まで担架などで運び、応急措置を施した上で、救急車で成都、重慶、洛陽などの大病院に運んでいる。
 地震発生から2日が経過。「生存していても、傷は重く、衰弱が激しい」。捜索に当たる兵士たちは時間との闘いを続けている。
 一方、新華社電によると、同省都江堰市では、学校や病院の生き埋め現場から、救助犬が13日に21人、14日夕までに6人の生存者を見つけた。 

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