記事登録
2008年05月14日(水) 08時01分

ごみ処理に負担金 東京23区、1トン1500円支払い 22年度から産経新聞

 東京23区は、可燃ごみを自前で処理しきれない区が1トンにつき1500円の処理負担金を処理能力がある区に支払うことで合意し、23区の区長でつくる特別区長会が13日、平成22年度からの実施を決めた。

 23区では、昭和40年代以降、ごみの受け入れを巡り、一部の区では「ごみ戦争」と呼ばれる激しい対立があった。「各区は自区内に清掃工場を造って処理する」との原則があったが、いまだに清掃工場がない区もあり、「不平等」との批判が出ていた。

 平成18年度実績に基づく試算では、千代田区など14区に負担金が課せられ、清掃工場がない新宿区は年間に1億円近くを支払う。一方、年間に23区から出る可燃ごみの6分の1を受け入れてきた江東区は2億5000万円を受け取る計算になる。

【関連記事】
自分のゲロ15キロ捨てた27歳女逮捕 廃棄物処理法違反で?!
【法廷から】映画館の前に生ごみをまき散らした被告
欧州委、ナポリのごみ問題で伊政府を提訴
愛か執念か ごみの山から指輪発見
生ごみが“魔法の肥料”に 複合土壌菌で幅広い効能…安全性も高く

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080514-00000098-san-soci