神戸市須磨区のアパートで同区妙法寺の無職池田雅知さん（１８）を監禁し、暴行を加えて死亡させたとして、兵庫県警は１３日、このアパートに住む無職の女（４２）と、同居する息子でパチンコ店員の少年（１９）、同県三田市の会社員の少年（１８）の３人を傷害致死と逮捕監禁の疑いで逮捕した。池田さんは両手に手錠をかけられて監禁されていたという。１４日に司法解剖して詳しい死因を調べる。
須磨署の調べでは、３人は共謀して４月２７日〜５月１２日、アパートの６畳和室に池田さんを監禁し、殴るけるの暴行を加えて死亡させた疑い。遺体の全身に多数のあざや擦り傷が見つかった。手錠をかけられたまま継続的に暴行を受け、逃亡の意思を失っていたと同署はみている。
池田さんと少年２人は知人同士で、女も池田さんと顔見知りだった。少年２人が金銭トラブルに絡んで池田さんをアパートに呼び出したという。１２日午後１１時半ごろ、池田さんの容体が悪化したため、女が１１９番通報。１３日未明、搬送先の病院で死亡が確認された。
調べに対し、女は「（池田さんは）大阪でけんかをしてうちに来た。水やジュースを飲ませているうちに容体が悪化した」などと説明していたが、その後、「（犯行は）自分１人でやった」などと供述。少年２人は「一緒に相撲をしていて死亡した」などと話していたが、現在は容疑を認める供述をしているという。同署は３人の関与の度合いについてさらに調べる。
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