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2008年05月14日(水) 19時31分

高利090金融業者を逮捕=1年半で利益5000万円超か−警視庁時事通信

 最高で法定の約100倍の高金利で金を貸し付け、利息を受け取ったとして、警視庁成城署は14日、出資法違反容疑などで、横浜市神奈川区三枚町、貸金業遠藤淳一(38)、東京都渋谷区桜丘町、貸金業従業員小林佑治(26)両容疑者を逮捕した。いずれも容疑を認めている。
 750人以上の顧客名簿があり、2006年7月から今年1月までに5000万円以上の利益があったとみられ、同署が裏付けを進めている。
 調べによると、両容疑者は昨年7月中旬から今年1月下旬にかけて71回にわたり、鹿児島県霧島市の自営業女性(50)ら4人に対し、法定利率の25〜95.5倍の高金利で計207万円を貸し付け、計257万2000円の利息を受け取るなどした疑い。
 2人は渋谷区内で「ポエム」「トラスト」などの名称で、店舗を持たない「090金融」を無登録で営業。返済ができない客には銀行口座を提供させて貸付金と相殺した上で、他人名義の14口座に収益を隠していたという。 

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