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2008年05月14日(水) 01時39分

買い物カートに針4本、2歳女児が1本を口に 名古屋朝日新聞

 13日午後1時半ごろ、名古屋市守山区笹ケ根3丁目のスーパー「ジャスコ守山店」で、子ども用の買い物カートに乗った女児(2)が口に針を含んでいるのを母親(34)=愛知県尾張旭市=が見つけた。子どもの座席のおもちゃのクラクション部分に入っていた4本のうちの1本を女児が口に入れたとみられる。女児にけがはなかった。守山署は何者かが故意に針を入れたとみて、威力業務妨害容疑で調べている。

女児が乗っていたカート=名古屋市守山区のジャスコ守山店、工藤隆治撮影

ピン針が入れられていた子供用カートのクラクション=名古屋市守山区のジャスコ守山店

 調べでは、長さ12ミリの針部分に直径5ミリの球形の頭部がついたピン針で、女児が手で1本を握り、クラクションの中に2本が残っていた。

 クラクションは直径7センチほどで、座席に乗った子どもの顔の前にくるハンドルの中にある。プラスチック製で表面部分が半周程度切れ、その空洞に針が入っていた。針を入れるために切断したか、もともと切れていたところに針を入れたかはわからないという。

 同店を管轄するイオン中部カンパニー(名古屋市中区)によると、同じカートは店内に34台あるが、ほかのカートに針は入っていなかった。カートは毎朝点検しているが、今回のようなケースまでは想定していないため、13日朝の時点で針が入っていたかどうかわからないという。

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http://www.asahi.com/national/update/0513/NGY200805130006.html