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2008年05月14日(水) 00時36分

2万3000人がなおも生き埋め 中国・四川大地震サンスポ

 中国国営通信新華社によると、四川大地震の死者は13日までに1万2000人を超え、約2万3000人が生き埋めになった。負傷者は2万6206人に達した。中国政府は約5万人の軍兵士や武装警察部隊を動員したが、被災地への道路は寸断され、相次ぐ余震と降り続く雨で救助活動は難航している。

 地震発生から丸1日がたち、救助部隊はようやく震源地の四川省アバ・チベット族チャン族自治州●(=さんずいに文)川県に入ったが、被害の全容は依然つかめていない。

 ●(=さんずいに文)川県近くの被災地で陣頭指揮を執っている温家宝首相は食料品や医薬品、テントなどの確保を急ぐよう指示した。死者が出ているのは四川省など8省と重慶市で、倒壊家屋は50万戸余り。

 新華社は、四川省綿陽市で3629人の死亡が確認され、1万8645人が生き埋めになったと伝えた。同省・綿竹市では死者が少なくとも2000人、負傷者1万人以上に上り、4800人ががれきに埋まっているという。


http://www.sanspo.com/sokuho/080513/sokuho090.html