記事登録
2008年05月13日(火) 03時01分

健康ランチでアフリカ支援を=1食20円寄付、外務省食堂で時事通信

 1食につき20円払って、飢餓に苦しむアフリカの子供たちを救おう−。外務省は16日から、同省内の食堂で、「健康ランチ」を食べて途上国の学校給食を支援する運動「TABLE FOR TWO」(テーブル・フォー・ツー)を中央官庁で初めて実施する。今月下旬に横浜市で開催されるアフリカ開発会議(TICAD)、7月の北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)を控え、足元から支援の輪を広げたい考えだ。
 テーブル・フォー・ツーは、先進国の人々が肥満や生活習慣病に悩む一方、途上国の子供たちが栄養不足に苦しむ「食の不均衡」の解消を目指し、両者が食事を分かち合うという意味。日本の特定非営利活動法人「TABLE FOR TWO」が昨年から提唱、民間企業で徐々に広がっている。
 外務省では7階にある2カ所の食堂で、野菜や豆類を中心とした低カロリーのランチをそれぞれ600円前後で提供。1食につき途上国の給食費1食分に相当する約20円を、世界食糧計画(WFP)などを通じてアフリカ諸国などに寄付する仕組みだ。
 9月末までの予定だが、好評であれば延長する方針。同省幹部は「普段はなじみの薄いアフリカ問題を考えるきっかけになれば」と、職員以外の一般客も気軽に訪れてほしいと話している。 

【関連記事】 今国会中の解散は困難=秋以降に照準-民主・小沢氏
【関連記事】 排出量取引を議論=温暖化懇分科会
【関連記事】 G8労働相会合が開幕=格差問題などで政労使が対話
【関連記事】 温室ガス「60-80%削減」で調整=来月策定の長期目標-政府
【関連記事】 日本の数値目標、来月発表=50年までの温室ガス削減-政府

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080512-00000196-jij-pol