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2008年05月13日(火) 11時09分

【中国】四川省の地震、死者1万人に迫るNNA

 中国四川省で発生したマグニチュード7.8の地震で、13日午前7時までに、同省や甘粛、陝西、重慶、湖北省など8省・市で9,219人の死者が確認された。地震による家屋の倒壊は50万棟余りに達しており、まだ生き埋めになっている人も数百人に上るとみられる。死者の数はさらに拡大する可能性もある。

 重慶の日本領事館によると、同日午前9時半時点で管轄区域内での日本人の負傷者や死者はないという。また四川省には世界遺産に指定されている九寨溝、黄竜などの人気観光地があるが、同省外事弁公室の担当者が13日午前7時45分に明らかにした時点では、外国人が死傷したとの報告は入っていない。ただ震源地近くの「臥竜パンダ研究センター」とは連絡が取れず、被害状況は分かっていないという。

 13日付の上海証券報によると、地震の影響で13日から四川省と重慶市の上場企業66社の取引が停止となった。上海上場の45社と深セン上場の21社が対象となる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080513-00000101-nna-int