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2008年05月13日(火) 12時00分

伝説の不良がガチバトル!「THE OUTSIDER」とは?R25

1251人超満員札止め! 熱気あふれる場内には通常の数倍、30人という異例の数の警備員に、4人の私服警官が不測の事態に備える。『THE OUTSIDER』。その名の通り、日本各地の“不良”たちが一対一で強さを競い合った、魅惑的で物騒なアマチュア格闘技大会。白熱の殴り合いあり、乱闘寸前の騒動ありと、あらゆる意味で期待以上に盛り上がった大会を、プロデューサー前田日明氏(リングス代表)にお聞きした。

「印象に残ったのはセミファイナル前の試合だね。横浜ギャング連合の高垣君は挑発しながら殴る喧嘩ファイトでしょ。で、相手の中村君は何発パンチもらっても倒れないで、『来いよ、来いよ』ってやってて、絶対に試合を捨てない。彼らはカッコつけの試合をしないんですよ」と満足そうにうなずく前田氏。出てくる単語もいちいち刺激的だ。

そして今大会を盛り上げたのが、元ブラックエンペラーの瓜田純士、夜櫻會三代目総長・加藤友弥、ステゴロ不敗伝説を持つ喧嘩師・与国秀行という、その世界のスーパースターの存在。リングス事務局の岡田氏が語る。

「実はウチの前田は与国さんとは以前から面識がありまして。山本“KID”徳郁さんの結婚披露宴で意気投合して、このたびも『前田さんがやる大会なら出てみたい』と言っていただいたんです。瓜田さんは最初秘書の方が瓜田さんに無断で応募したんですが、前田が関わる大会だと知って二つ返事でOKをもらいました」

自身も伝説的不良だった前田氏だからこそできた大会。だが、開催までには障害も多かった。「やっぱりイメージがね。格闘技界の一部にもいろいろ言う人間がいたし、協賛をお願いに各社を回っても『不良の大会ですか。今回は勘弁してください』っていうのが、9割。そんななかで2社が『敗者復活戦みたいなことを若いヤツにさせてあげるっていいじゃないか』と。実際彼らはこれをきっかけに変わりたいと思ってるんですよ」と前田氏。次の大会は7月19日。どんな男が敗者復活を果たすのか!
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです

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