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2008年05月13日(火) 10時59分

政府、中国へ援助隊の派遣検討…四川大地震スポーツ報知

 政府は13日、中国・四川大地震への日本からの支援策として、国際緊急援助隊の早期派遣や救援物資提供の検討に入った。

 高村正彦外相は同日午前の記者会見で、中国・重慶の日本総領事館を中心に在留日本人の安否情報収集を急いでおり、現時点で被害情報はないとするとともに「四川省の在留邦人の四割にあたる約120人の無事を確認したが、旅行者は把握が難しい」と述べた。

 同時に高村氏は支援策について「中国側の要望を勘案しながら検討する。いつでも対応できるようにしておきたい」と述べ、中国側から支援要請があれば即応できる態勢にすると強調した。

 外務省は食糧や水、毛布などの支援物資を送る準備や、国際緊急援助隊医療チームの医師や看護師の派遣に向け、国際協力機構(JICA)や消防庁など関係機関と調整を進めている。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080513-OHT1T00145.htm