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2008年05月13日(火) 06時02分

防犯カメラに2人連れ、一方は美穂さんか…舞鶴・高1殺害スポーツ報知

 京都府舞鶴市の高校1年・小杉美穂さん(15)が殺害された事件で、自宅と遺体発見現場を結ぶ道路に設置された防犯カメラに、美穂さんとみられる若い女性が7日未明、別の人物と歩いている姿が写っていたことが12日、舞鶴署捜査本部の調べで分かった。

 遺体発見現場近くの住民が同じ7日未明に、「あっち」「こっち」などと、場所を説明しているような若い女性の大声を聞いていたことも判明。窓を閉めていても聞こえたといい、複数の住民が聞いていた。捜査本部は、美穂さんが何者かと落ち合った後、発見現場で殺害されたとの見方を強め、映像の解析を急いでいる。

 また、遺体の背中などに見つかった擦り傷が、体の上から下の方向に、硬い所でこすったとみられる形状であることも分かり、捜査本部は頭部などを殴打される前に、あおむけに引きずられたか、護岸などを逆さに突き落とされた可能性が高いとみている。

 調べでは、映像が写っていたのは、美穂さんが携帯電話で会話したとみられるドラッグストア付近から、現場に向かって北上する府道沿いに面した施設の防犯カメラ。自宅から3キロほどの地点で、複数のカメラに写っていた可能性がある。

 一方、背中の擦り傷は転んではできないような形状で、ひじと肩にも擦り傷があった。尻の傷も地面が軟らかい現場の雑木林ではつかないものだった。脇腹には皮下出血があり、ベストの背中部分にはこすれたような形跡があった。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080513-OHT1T00097.htm