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2008年05月13日(火) 11時26分

和歌山のレジャー施設、パンダ研究員の安否気遣う 四川大地震サンスポ

12日、地震に見舞われた四川省都江堰市で、病院の外に設けられた避難所で患者の世話をする人たち(AP)

12日、地震に見舞われた四川省都江堰市で、病院の外に設けられた避難所で患者の世話をする人たち(AP)

 中国・四川大地震を受け、同省のパンダ研究施設と共同研究している和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」でも13日、研究員やパンダの安否を気遣う声が聞かれた。

 現在6頭のパンダを飼育するアドベンチャーワールドには、四川省・成都の「成都ジャイアントパンダ繁育研究基地」から中国人の研究員1人が来て、繁殖の研究をしている。地震を報道で知り、家族と連絡が取れたが早急に帰国する予定。

 両施設は1994年から共同研究を実施。これまでにアドベンチャーワールド生まれのパンダ3頭が成都へ旅立っている。

 広報担当の石川唯史さん(42)は「成都の研究基地は無事と聞いている。四川省内にあるパンダの別の研究施設については状況が分からない。パンダは大丈夫だと思うが、そこで働く人たちが心配だ」と話した。


http://www.sanspo.com/sokuho/080513/sokuho008.html