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2008年05月12日(月) 12時00分

フォントのあのわかりづらいネーミングの意味が知りたい!R25

PCで文字を打っているときに、ふと気になることがあります。それはフォントについて。パッと見、名前を見ただけでは、どんな文字なのかフォントに(←ダジャレ)見当も付きません。なんだか『HGP創英角ゴシックUB』とか『MS明朝』とか、アルファベットがいっぱい。これって、どういう意味なんでしょう?『All About』でパソコンスキルアップガイドを務めている石渡真澄さんにお聞きしました。

「まず、フォント名の最初の部分のアルファベット、HGやMSなどは、フォントを作成している会社名ですね。ちなみに、『HG』はリコー、『MS』はマイクロソフト、『DF極太明朝体』などの『DF』はダイナコムウェアという会社のものです。また、その後ろに“P”という文字が入っているものは、『プロポーショナルフォント』といって、書体の空きをうまく調整したものです。例えば、『しりとり』のように、『し』『り』は縦に長い文字なので、横書きで続けると、微妙な空白が空いているように見えます。この文字間隔を若干詰めて、変な空白が空かないように調節してくれるのがプロポーショナルフォントなんですね」

なるほどなるほど。続いて漢字やカタカナで書かれているのはなんですか?

「これはフォントの形です。有名なところでいうと、『ゴシック』は、縦線と横線の太さが均等で起筆、終筆点にかざりがない書体で、逆に『明朝体』は、筆で書いたように線の幅がまちまちな書体です。ほかにも『行書体』『ポップ体』『教科書体』などいろいろありますね。そして最後に付いている『L』や『UB』とかのアルファベット、これは太さです。10段階に分かれているのですが(表参照 ※R25.jpでは表が掲載されています。)、これよりも少ない種類で分ける場合は L、M、B、E、Uの5種類が主流ですね」

これらのポイントに注目すれば、名前を見ただけでだいたいどんな書体かわかりますね。フォントにいい勉強になりました。(ダジャレ↑)
(R25編集部)

書体の太さを表すアルファベットを見る

※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです

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