記事登録
2008年05月12日(月) 08時01分

スピード社水着実戦テストへスポーツ報知

 競泳の北京五輪背泳ぎ代表の森田智己(23)と伊藤華英(23)=ともにセントラルスポーツ=を指導する鈴木陽二コーチ(58)は11日、世界新記録を続出しているスピード社の新水着「レーザー・レーサー(LZR)」に関して「海外のレースでできれば試したい」と語り、6月のローマオープンとバルセロナGPで、両選手に着せて実戦テストしたい希望を明らかにした。

 日本水泳連盟は30日までにサプライヤー契約を結ぶミズノ、デサント、アシックスの3社に北京五輪に向けた水着の改良を要望しているが、LZRを上回る水着が完成出来なかった場合、6月にもLZRが解禁される可能性がある。

 LZRは個人種目で17個の世界新を生んだが、そのうち6個が背泳ぎと他種目より好記録を生んでいる。4月の代表合宿で、LZRを試着した背泳ぎ選手の泳ぎを見た北京五輪競泳日本代表ヘッドコーチでもある鈴木コーチは「過去にない」とその威力に感嘆していた。

 この日、千葉県国際総合水泳場で行われた記録会に出場した伊藤も、「(五輪は)人生がかかってる。速いと言われているのなら(より良い水着を)着て、0・01秒でも速くしたい」と語った。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080512-00000101-sph-spo