記事登録
2008年05月12日(月) 13時33分

近鉄桑名駅で当直の駅助役刺されるスポーツ報知

 12日午前4時5分ごろ、三重県桑名市東方の近鉄桑名駅の駅長室で、当直仮眠中に物音に気付いて起き出した同駅助役小倉秀明さん(56)が、男に刃物で左胸などを刺された。病院に運ばれたが命に別条はないという。桑名署は強盗殺人未遂容疑で捜査している。

 調べでは、駅長室奥の宿直室で寝ていた小倉さんが起きると、駅長室内に男が侵入しており、小倉さんにナイフを突きつけ「金を出せ」と要求。もみ合いになり、小倉さんの左胸や右ひじなどを切りつけた。駅長室には切符の売上金などが入った金庫があったが、男は何も取らずに逃走。現場には凶器とみられる果物ナイフが落ちていた。

 男は50歳ぐらいで、身長約165センチ。黒っぽいジャンパーを着ていたという。駅構内の別の場所で当直中だった駅員が、駅長室の防犯ベルの作動に気付いて駆けつけ発見、110番した。

 小倉さんは最終電車を見送った後、12日午前2時ごろから駅長室で一人で当直中で、駅員が駆け付けた際、「やられた、やられた」と言って出てきたという。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080512-OHT1T00184.htm