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2008年05月11日(日) 22時13分

岐阜・長良川で鵜飼い開幕スポーツ報知

 岐阜市の長良川で11日夜、鵜飼いが開幕し、約1200人の観光客が1300年の歴史を誇る鵜匠(うしょう)の妙技を楽しんだ。今年は稚アユの遡上(そじょう)が好調で、市は昨年並みの12万人の来客を目指す。10月15日まで増水時などを除き毎日開かれる。

 時折強い風が吹く肌寒い天候の中、鵜飼い舟に乗った風折烏帽子(かざおりえぼし)に腰みの姿の6人の鵜匠らの「ホウホウ」という独特の掛け声が響く。かがり火の火の粉を振り払いながら巧みな手縄さばきで1人で約十羽の鵜を操ると、観客は歓声を上げ、盛んに拍手を送った。

 鵜匠代表の山下純司さん(69)は「岐阜・長良川で鵜飼い開幕と鵜匠がアユを求め一生懸命働く姿を見て何かを感じてくれれば」と笑顔を見せた。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080511-OHT1T00222.htm