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2008年05月09日(金) 23時04分

学研が部数減で「学習」の休刊検討スポーツ報知

 学習研究社は9日、小学生向け教育雑誌「学習」の休刊を検討していることを明らかにした。1946年に創刊され、付録教材が好評な人気雑誌として長年親しまれたが、少子化などの影響で発行部数がピーク時の1割以下に落ち込んでいる。

 学習は姉妹雑誌の「科学」とともに、宅配で販売されてきた。ピーク時の79年には両誌合わせて毎月630万部を発行していた。学習よりも落ち込みが小さい科学は存続させる方針。

 学研は「学習塾のように即効性のある勉強法を求める風潮が強くなったことも、部数減少の原因だ」と分析している。

 学研は2008年3月期連結決算で純損失が56億円となる見通し。同日発表した今後2年間の経営計画で、学習塾などの成長事業に集中投資して不採算事業を整理する方針を示した。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080509-OHT1T00261.htm