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2008年05月08日(木) 00時04分

硫化水素か住民4人手当て 福岡、自殺民家からガス東京新聞

 7日午後7時半ごろ、福岡市南区花畑の民家に帰宅した住人の女性(43)から「風呂場で卵の腐ったようなにおいがする」と110番があった。駆けつけた南署員が、浴室内で女性の次女(20)が死亡しているのを見つけた。

 南署によると、民家周辺に硫化水素とみられるガスが流れ出し、近隣に住む7歳の女児と成人の男女3人の計4人が、気分の悪さやのどの痛みを訴え、病院で手当てを受けた。いずれも軽症。ほかに40人以上が近くの公民館などに避難した。

 民家の浴室ドアに「毒ガス発生中」と紙が張られ、遺書も見つかったことから、南署は次女が硫化水素を発生させて自殺したとみている。

 現場は福岡市南部の1戸建てが立ち並ぶ住宅街の一角。避難した隣家の女性(75)は「食事中に異臭がしてきて、気持ちが悪くなった。消防から硫化水素が発生していると聞き、足が震えた」と話していた。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008050701001083.html