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2008年05月08日(木) 18時59分

イリジウム入り容器発見スポーツ報知

 千葉県市原市で4月、検査会社の保管庫から放射性同位元素イリジウム192が容器ごと盗まれた事件で、県警は8日午後、逮捕した下請け会社役員磯智則容疑者(40)の供述に基づき、横浜市神奈川区の滝の川から棒状の金属製容器を発見した。

 容器は川底のヘドロに埋まり破損しておらず、中にイリジウム192(長さ2ミリ、直径2ミリ)が入っていた。文部科学省によると、放射線は水で遮へいされるため、被ばくの可能性は低く、河川の汚染もないという。

 磯容疑者は調べに対し「自分の会社の作業服で保管庫に入った。事件のニュースを見て処分に困り、(二重構造の)容器を2つに分解し、横浜港と川に投げ捨てた」と供述。県警は放射線感知器などを使い捜索した。

 イリジウムが入っていたのは内側の容器で、県警は外側の容器も横浜港岸壁の海中で発見した。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080508-OHT1T00180.htm