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2008年05月08日(木) 13時16分

「終身刑」創設検討…量刑見直し議連スポーツ報知

 来年5月の裁判員制度開始をにらんだ超党派の議員連盟「量刑制度を考える会」が8日、設立に向け準備会合を開き、会長に自民党の加藤紘一元幹事長が就任した。死刑と、仮釈放のある無期刑の間に、仮釈放のない終身刑を創設することや、無期刑の仮釈放禁止期間の延長を検討する方針を確認した。

 会合には自民党の森喜朗元首相、民主党の鳩山由紀夫幹事長、公明党の浜四津敏子代表代行ら全党から約30人の議員が出席した。

 発起人の平沢勝栄衆院議員が「この会は死刑制度の是非を考える会ではない。刑の落差について考えたい」とあいさつ。出席者から「裁判員制度がスタートし、市民が人を裁く日が来る。社会的に妥当な量刑がどこにあるのか検討したい」(浜四津氏)「終身刑ありきの議論でなく、仮釈放期間の変更など幅広く議論すべきだ」(葉梨康弘衆院議員)などの意見が出された。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080508-OHT1T00160.htm