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2008年05月08日(木) 12時36分

GWに入りWinny→Shareの傾向が加速?〜ネットエージェント、GW期間のP2Pソフト利用者動向を調査RBB TODAY

 ネットエージェントは8日に、「Winny」(ウィニー)および「Share」(シェア)のゴールデンウィーク期間のノード数について調査した結果を発表した。調査期間は2008年4月26日〜5月6日。

シェアのノード数推移

 期間中、Winnyのノード数については平均約29万弱のノード数が観測された。この数値は昨年同時期の調査と比較して明らかに減少しており、昨年度中盤以降からの減少傾向が現在も続いている状況とのこと。ただし減少傾向が続いているとはいえ現在でも30万前後のノードが確認されており、いまだ大きなネットワークを形成しているとのこと。また今回の調査中、最多となった約31万弱ノード(4月27日)に対し、最小となった約27万弱(5月1日)との差はおよそ36,000ノード。昨年のゴールデンウィーク期間中(最大の日と最小の日で約20万ノードの差)と比較して小さくなっているようだ。

 一方Shareについては平均約17万のノード数が観測され、この数値は過去いずれの調査時の平均値をも上回る結果となった。またWinny同様、4月27日には過去最大の数値となる約18万7千ノードを観測した。Shareについては以前よりWinnyユーザからの移行の傾向が見られたが、同時に計測したWinnyの減少傾向と対称的にShareのノード数増加の傾向は続いており、Shareユーザの数は着実に増加し続けていることを示している。ただし、その増加数はWinnyのノード減少数よりも低く、P2Pファイル共有ソフト全般の利用者数推移を見ると減少傾向にあるといえるとのこと。

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