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2008年05月08日(木) 15時31分

川底からイリジウム発見=横浜で、住民への影響なし−非破壊検査盗難・千葉県警時事通信

 検査会社「非破壊検査」京葉事業部(千葉県市原市)から放射性物質イリジウム192が盗まれた事件で、千葉県警市原署は8日、会社役員磯智則容疑者(40)の供述に基づき、横浜市神奈川区の川を捜索、川底からイリジウムが入ったケースを発見した。文部科学省によると、周辺住民の人体への影響はないという。
 磯容疑者は調べに対し、持ち出した容器を車内で分解し、中のケースを同区幸ケ谷の滝の川に投げ捨てたと供述。探知機を使って捜索したところ、同日午後1時半すぎにケースを発見、回収した。現場の川幅は8メートル、水深95センチで、川底のヘドロに埋もれていた。
 磯容疑者は、防犯カメラに容器を持ち出した男が映っていたことを報道で知り、イリジウムを捨てたと話している。 

【関連用語】 「イリジウム192」
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