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2008年05月07日(水) 00時00分

潮干狩りの小1男児が不明 広島・江田島の人工干潟朝日新聞

 広島県江田島市江田島町切串4丁目の切串人工干潟で6日午後3時半ごろ、家族で潮干狩りに来ていた広島市南区段原1丁目、市立段原小1年の木村洸希(こうき)君(6)がいなくなったのに母親(44)が気づき、近くにいた警察官に届けた。警察や消防、広島海上保安部などが6日深夜まで、海岸付近や海上を捜索したが発見できなかった。7日も約70人で捜索している。

 江田島署によると、6日夕、干潟の沖合約100メートルにあるカキ養殖用のいかだに、洸希君の名前が書かれた右足のサンダルが引っかかっているのが見つかった。

 洸希君は身長約115センチのやせ形で短髪、紺色のTシャツ、黒の半ズボン姿。両親を含む大人約10人、子ども約15人のグループで同日午後2時ごろから潮干狩りに来ていた。両親が目を離した間に姿が見えなくなったという。

 現場は広島市からフェリーで約45分。地元漁協によると、この日は約千人が潮干狩りに訪れていた。現場近くに住む丸子勇さん(80)は「大潮で満ち引きの差が大きく、普段より20メートルくらい沖合まで行くことができた。遠浅で、事故が起きるような場所ではないのに」と話した。

http://www.asahi.com/kansai/kouiki/OSK200805070018.html