記事登録
2008年05月05日(月) 01時41分

窃盗逮捕状の男が硫化水素自殺、捜査員の訪問直後読売新聞

 逮捕状の男が硫化水素自殺 北海道警は4日、窃盗の疑いで神奈川県警幸署が逮捕状をとっていた北海道訓子府(くんねっぷ)町の男(30)が、幸署員が自宅を訪問した直後に自宅で自殺したと発表した。硫化水素による自殺とみられている。

 道警と同署によると、男は、今年初めに川崎市幸区で発生した窃盗事件の容疑者として浮上し、捜査員が同日午前10時ごろ、男の自宅を訪れた。男は当初、逮捕に応じる構えを見せていたが、しばらくして「部屋に戻る」と言い残して自室に入ったという。

 男の父親らが午前11時15分ごろ、部屋に入り、自殺を図った男を発見した。男は病院に搬送されたが死亡が確認された。

 幸署の外峯一成副署長は「捜査としては人権に配慮した適正な職務執行だったと考えている」とコメントしている。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080504-OYT1T00480.htm