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2008年05月04日(日) 12時30分

京都駅ロッカーを一斉捜索=GW中、不審物発見で−府警時事通信

 JR京都駅構内のコインロッカーで3日夕、不審物が見つかった事件で、京都府警七条署などは4日、同駅構内に設置されている約1050個のロッカーを調べ、不審物がないかどうか捜索した。
 管理会社社員の立ち会いの下、署員ら約40人がコインロッカーを1個ずつ、マスターキーで開け、異臭の有無などを調べた。荷物の中には触れていない。
 ゴールデンウイークで、多くの観光客があふれていたが、大半は3日の事件を知らなかった。福岡から京都観光に来たという女性は「怖いけど、荷物が多いから(コインロッカーは)使わざるを得ない」と話した。
 事件では3日正午すぎ、JR西日本神戸支社に「京阪神の主な駅で時限発火装置を作動させる」と男の声で電話があり、京都府警などが調べたところ、午後6時40分ごろ、京都駅八条口のコインロッカー内で、液体入りペットボトルやリード線が入った手提げ袋が見つかった。
 JR大阪駅でも3日午後9時から4日午前2時まで、大阪府警が約2000個のロッカーを点検。JR三宮、新神戸両駅でも、兵庫県警が3日午後、ロッカーなどを捜索したが、いずれも異常はなかったという。 

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