2008年05月04日(日) 09時01分

「発火装置を作動させる」と電話　京都駅に不審物（産経新聞）

　３日午後６時４０分ごろ、京都市下京区のＪＲ京都駅八条口西口バスターミナル前の貸しロッカーに、ガソリン臭がする茶色のビニール製手提げ袋が入っているのを、警戒中の京都府警七条署員が発見。袋には赤い液体入りのペットボトルのほか、目覚まし時計とリード線のようなものが入っており、府警爆発物処理班が出動して処理にあたった。府警は爆発物の可能性もあるとみて、威力業務妨害容疑で調べている。

　府警によると、同日午後０時５分ごろ、ＪＲ西日本神戸支社のお客様センターに、「京阪神の主な駅で時限発火装置を作動させる。５月１日に置いた」などと男の声で電話があり、兵庫県警を通じて通報を受けた七条署員がロッカーを調べるなど警戒していた。

　調べでは、手提げ袋は幅約４０センチ、高さは約３０センチ。ガソリンか灯油のような臭いがしており、中には新聞紙にくるまれ、赤い液体の入った２リットルのペットボトルと目覚まし時計、リード線のようなものがあった。リード線はペットボトルにつながれていたという。

　府警は発見直後から周囲約５０メートルを立ち入り禁止にして、爆発物処理班が処理にあたった。

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