日本マクドナルドは２日、ハンバーガーやフライポテトなどを最大４０円値上げすると発表した。３０日から全国の約３７００店舗で値上げする。原材料の小麦やチーズが高騰したためとしている。
「ビッグマック」は２０円値上げして、大都市圏（最高価格地域）では２９０円から３１０円に、地方圏（最低価格地域）では２６０円から２８０円になる。
「メガマック」は、大都市圏では現在の３８０円から３９０円に、地方圏では現在の３４０円から３８０円に値上げする予定。
一方、価格を１００円に統一した「１００円マック」シリーズ９品目については、「チーズバーガー」１品目を２０円値上げして１２０円にする一方、ソフトクリームを２００円から１００円に値下げしてシリーズに追加するなど、品ぞろえを見直す。
加工食品が軒並み値上がり…チーズは２５％も食品の値上がりが相次いでいることを受け、農林水産省は、食パンや即席めん、牛乳など身近な１５品目について小売価格の調査を始め、２日、結果を初めて公表した。４月第４週は、１２品目が１月に比べ値上がりしていた。
１５品目の大半は、メーカーが既に卸価格の値上げを発表している。農水省は、小売価格にどれだけ反映されているかを調べるため、全国４７０店舗で店頭価格を調査した。値上がり幅が一番大きかったのは国産チーズで、１月の平均価格より２５．５％上がった。原料になる輸入チーズなどが値上がりしたためだ。このほか、マーガリン（１３．１％）、みそ（１２．８％）などで上昇幅が大きかった。食パンやマヨネーズは、１月との比較でともにマイナスになっている。農水省は、昨年中に値上げが浸透し、その後は特売品として価格が抑えられたためと見ている。