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2008年05月03日(土) 10時01分

郵政民営化で売り出した小島よしお切手にブーイング日刊ゲンダイ

 民営化された郵便局会社の新商法で、民間企業も切手をデザインできるようになったが、そのひとつ、お笑い芸人・小島よしおのフレーム切手に予想外のブーイングが起きている。
 この切手は今月7日からネットやカタログで通販されているもので、日本郵政グループの関連会社「郵便出版社」が出版元。郵便局会社も宣伝にひと役買い、発売に先駆けて「魅力的なコンテンツをデザインした」「幅広い年齢層のニーズにお応えできるようにした」とリリースしていた。
 ところが、80円切手10枚セットの値段がナント、5500円! 特製ホルダーやポストカード10枚がセットになっている“抱き合わせ販売”で、全国の小島ファンの子供たちは「高くて買えない!」とブーブーだ。出版元の郵便出版社の担当者は、バカ高料金の理由を困惑気味にこう話す。
「小島さんはお笑い芸人で初めて切手に採用されたケースで、どれだけ売れるか未知数。受注販売なので量産もできないのです。それに郵便局会社に払わなければならない手数料も高くて……」
 郵便局会社は「出版元が決めた値段なので分からない」(報道担当)。「そんなの関係ねぇ!」と言わんばかりの対応だった。“言い訳”だけは、お役所体質そのままだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080503-00000002-gen-ent