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2008年05月03日(土) 00時00分

「介護つらくなった」供述読売新聞

硫化水素事件無理心中図ったか

 硫化水素を使って母親(82)を殺害しようとした桑折町の殺人未遂事件で、逮捕された同町南半田の農業松野信也容疑者(47)が、「母親の介護と日常生活でのトラブル、1人でやっていた農業がつらくなった。母親を殺害した後、自分も後を追うつもりだった」と供述していることが2日わかった。家族に後の仕事を託すメモを残していたことも判明。桑折署は松野容疑者が無理心中を図った可能性が強いとみて調べている。

 松野容疑者は、数年前から足が悪い母親の介護をしながら、ほぼ1人で桃やブドウ栽培をしていた。捜査関係者によると、動機について「介護などのストレスを抱え込んでしまった」とし、硫化水素ガスについては「世間で騒がれているのでまねようとした」と供述しているという。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20080503-OYT8T00076.htm