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2008年05月03日(土) 11時00分

「殺人罪に時効なくていい」=襲撃から21年、朝日新聞阪神支局時事通信

 記者2人が殺傷された朝日新聞阪神支局襲撃事件から21年となった3日、兵庫県西宮市の同支局1階には拝礼所が設置され、訪れた市民らが、犠牲となった小尻知博記者=当時(29)=の遺影に手を合わせ、冥福を祈った。
 京都府内でピアノ教師をしている妻裕子さん(48)は「21年たった今も、主人の命を奪った犯人は許せません。殺人罪に時効はなくていいと思います」とのコメントを発表した。
 事件は1987年5月3日に発生。散弾銃を持った男が支局に侵入し発砲、小尻記者ら2人を殺傷した。これを含めた一連の朝日新聞襲撃事件(警察庁指定116号事件)は、2003年3月にすべて未解決のまま時効となった。 

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