記事登録
2008年05月02日(金) 00時00分

補助金不正受給容疑で国頭村職員を書類送検読売新聞

 沖縄県国頭(くにがみ)村が2005年度に行った農作物被害防止事業で、国の同県北部振興策に基づく補助金を不正受給していた問題で、県警捜査2課は1日、当時の村経済課の担当職員4人を補助金適正化法違反(不正受給)などの疑いで那覇地検に書類送検した。

 発表によると、畑をネットで覆い害虫や鳥から農作物を守る施設を設ける事業で、4人は2006年4月、対象の21農家のうち16農家の施設が未完成なのを知りながら、内閣府沖縄総合事務局に「完成した」と虚偽申告し、総額1億2500万円の補助金を不正に受け取った疑い。

 同事務局は昨年5月、村に1農家の不正受給分約1300万円を返還させ、今年1月、同法違反容疑で村職員を刑事告発。3月、さらに15農家が不正受給したとして村に約5500万円の返還命令を出していた。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okinawa/news/20080502-OYT8T00598.htm