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2008年05月02日(金) 17時02分

朝日新聞阪神支局襲撃:事件から21年 直筆原稿など、小尻記者の遺品展示 /兵庫毎日新聞

 ◇風化させないで−−直筆原稿など初公開
 1987年5月3日に覆面姿の男が乱入、散弾銃で記者2人が殺傷された朝日新聞阪神支局襲撃事件から21年になるのを前に、亡くなった小尻知博記者(当時29歳)の遺品などを展示した「『みる・きく・はなす』はいま」展が1日、同支局(西宮市与古道町)で始まった。3日まで。
 昨年に続き2回目。今回は、事件後同支局で保管していた小尻記者の手帳、取材ノート、直筆原稿など約30点を初公開した。他にも、襲撃された際に着用し、血で染まったブルゾンや、散弾が残る小尻記者の体内を写したX線写真などが並ぶ。
 同展では、言論を巡る過去の事件のパネルも展示。昨年9月に映像ジャーナリストの長井健司さん(当時50歳)が銃撃された事件などが紹介されている。【津久井達】
〔神戸版〕

5月2日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080502-00000279-mailo-l28