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2008年05月02日(金) 12時23分

部下に「生きとっても仕方がない」 神戸市幹部パワハラ朝日新聞

 神戸市は、部下の職員5人に対し「生きとっても仕方がない」などと暴言をはくパワーハラスメント(地位を利用した嫌がらせ)をしたとして、部長級の幹部職員(50)を訓戒処分にした。うち3人の職員はうつ状態になり、1人は2カ月間休職した。

 市によると、幹部は環境局在籍時の06年10月から07年8月にかけ、40〜50歳代の課長級職員3人と係長級職員2人に対し、「窓から飛び降りろ」「給料の無駄じゃ」「退職願を書け」などの暴言を繰り返した。幹部は、それぞれ異なった時期に5人に厳しい業務上のノルマを課し、達成されないと、職員を深夜1時ごろまで職場に残してののしったという。昨年11月、職員の1人が当時の市監察室に相談して発覚し、市は幹部を3月21日付で訓戒処分にした。

 幹部は「部下に甘えがあり、厳しい指導が必要だと判断した。感情的になってしまったことは否めず、やりすぎだったと反省している」と話しているという。幹部は春の異動で別の部署に移った。 アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/national/update/0502/OSK200805020029.html