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2008年05月02日(金) 06時11分

硫化水素宮城県内の自殺 県警、注意呼び掛け河北新報

 全国各地で多発している硫化水素ガスによる自殺が、県内でも3、4月の2カ月間で5件あり、6人が死亡していたことが1日、県警のまとめで分かった。

 県警によると、3月に2件、4月に3件あり、2月以前の発生は確認されていない。死亡したのはすべて男性で、20代が4人、40代が2人。周辺住民や消防署員、警察官らが巻き添えに遭う例はなかったという。

 硫化水素ガスは無色で可燃性があり、空気より比重が重いのが特徴。吸引すると臭覚がまひして生命が危険にさらされる可能性がある。

 県警は2次被害の予防策が必要として(1)ガス独特の腐乱臭がした場合は不用意に近づかない(2)滞留しやすいため広範囲で立ち入り規制する—などの周知を図っている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080502-00000007-khk-l04