記事登録
2008年05月01日(木) 00時00分

社保庁ヤミ専従、給与9億円読売新聞

職員計30人確認

 社会保険庁は30日の「年金業務・組織再生会議」の会合で、無許可で労働組合活動に専従する違法な「ヤミ専従」の職員に対して、本来は支払う必要がない公務員給与が約9億円支払われていたことを明らかにした。

 過去10年間にヤミ専従などを行った職員を調べたもので、新たに京都社会保険事務局管内でも1人の職員のヤミ専従が確認された。この結果、すでに判明していた東京社会保険事務局の17人、大阪社会保険事務局の12人と合わせ、ヤミ専従が確認された職員は計30人となった。

 社保庁は、ヤミ専従に対する給与の全額の返還を求めるほか、ヤミ専従を黙認してきた管理職らも懲戒処分などにする方針だ。

http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kaigo_news/20080501-OYT8T00192.htm