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2008年05月01日(木) 20時00分

ロコ・ロンドン取引で初処分=「必ずもうかる」と勧誘−都時事通信

 「必ずもうかる」と虚偽の説明をして高齢者を訪問販売で勧誘し、「ロコ・ロンドン取引」と呼ばれる金や銀の海外証拠金取引契約を結ばせたとして、東京都は1日、特定商取引法に基づき、新宿区の訪問販売業「プラチナFPコンサルタンツ」(渡辺貞夫社長)を6カ月の営業停止にした。ロコ取引の訪問販売に関する行政処分は全国初という。
 ロコ取引は、消費者から証拠金を預かり、それを元に海外で何十倍もの取引を行うもの。昨年7月、訪問販売などの適正営業を求める特商法で規制対象に追加された。
 都によると、この業者は昨年7月から9月にかけ、70代の男女3人の自宅を訪問。元本割れなどの危険性を書面で説明しないまま、「銀行より利率がいい」などと言って契約を迫り、1口80万円でロコ取引の仲介契約を結ばせた。その後、3人はさらに出資を迫られ、支払い総額は300万〜600万円に膨らんだ。 

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