2008年05月01日(木) 11時59分

米マイクロソフト取締役会、ヤフー買収で次の対応決まらず＝ＷＳＪ（ロイター）

　［シアトル　３０日　ロイター］　米ウォールストリート・ジャーナル（ＷＳＪ）紙によると、米マイクロソフト<MSFT.O>は３０日、交渉がこう着状態にある米ネット検索大手ヤフー<YHOO.O>の買収について協議するため、取締役会を開いたが、次の対応について決定するに至らなかった。
　同社取締役会は、敵対的買収に踏み切るか、買収提示額を引き上げるか、または買収案を撤回するかについて、依然検討中という。
　マイクロソフトのスポークスマンからのコメントは今のところ得られていない。
　同社が設定したヤフーによるマイクロソフトの提案受け入れ期限は２６日で既に過ぎている。ＷＳＪによると、マイクロソフトは今週中に発表を行う見通し。
　同紙は、マイクロソフトが、買収提示額を１株当たり３３ドルに引き上げることに前向きな姿勢を示していることを示唆していると報じた。ただ、この額は、依然としてヤフーの主要株主が求めている１株当たり３５—３７ドルの水準を下回っている。
　マイクロソフトのヤフーへの買収案は当初、４４６億ドル（１株当たり３１ドル）相当とされていたが、マイクロソフト株の下落で、１株当たり２９．０６ドル相当にまで低下している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080501-00000032-reu-bus_all