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2008年05月01日(木) 00時00分

歩道に車が突っ込み女児死亡、1人重体2人けが朝日新聞

 1日午後5時5分ごろ、岡山県倉敷市児島下の町5丁目の市道交差点で、歩道で信号待ちをしていた親子4人に乗用車が突っ込んだ。この事故で、近くの会社員横田健一さん(36)の次女で同市立琴浦西保育園児の瑠菜(るな)ちゃん(5)が頭を打ち間もなく死亡、横田さんが重体、横田さんの妻(36)と長女(7)が軽傷を負った。児島署は、車を運転していた同市児島下の町9丁目、会社員雨嶋正数容疑者(75)を自動車運転過失傷害の疑いで現行犯逮捕し、同過失致死傷容疑に切り替えて調べている。

歩道にいた4人をはねて停車した乗用車=1日午後6時33分、岡山県倉敷市児島下の町5丁目

 調べに対し、雨嶋容疑者は「赤信号でブレーキを踏もうとして間違えてアクセルを踏み、パニックになった」などと供述しているという。

 調べでは、交差点に差しかかった雨嶋容疑者の車が、信号待ちで止まっていた前の車に接触しながら左側をすりぬけて直進。そのまま交差点を越え、左側の歩道に乗り上げて4人をはねたという。横田さんらは、長女を小学校へ迎えに行った帰りだったらしい。

 現場に駆けつけた近くの自営業男性(53)によると、横田さんの足が車に挟まれ、女児が車の下敷きになっていたという。近くにいた人らが車の前部を持ち上げ、女児を助け出したという。男性は「お父さんは女の子をかばおうとしたみたいだった」と話していた。

http://www.asahi.com/kansai/kouiki/OSK200805010056.html