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2008年04月30日(水) 08時49分

値上げ品買い控え鮮明 3月消費支出、前年比1.6%減朝日新聞

 総務省が30日発表した3月の家計調査(2人以上の世帯)で、ガソリンやカップめん、パンといった値上がり品目の「買い控え」が、くっきり表れた。ガソリンへの実質支出(買った数量)は昨年3月より4.9%減り、上乗せ税率の失効を目前にした3月27日以降では2割減だった。

 食料品では、カップめんへの実質支出が、昨年3月より13.3%減った。値上がり率は17.9%なので、支出額では2.2%増えている。10.0%値上がりしたパンは実質支出が4.3%減。マヨネーズ・ドレッシングは同8.1%減だった。中国製冷凍ギョーザ事件の影響によるギョーザ(冷凍除く)や冷凍食品全般への支出の減少傾向も続いている。

 一方、3月に大幅に値上がりしたポリ袋・ラップは、2月の実質支出は13.7%増だったが、この「駆け込み消費」の反動で3月は3.7%減った。

 1世帯当たりの消費支出の合計額は月31万2565円。物価変動の影響を除いた実質で前年同月より1.6%減った。

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