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2008年04月30日(水) 07時51分

「えきペディア」地下鉄の障害者用施設わかりやすく産経新聞

 神戸市営地下鉄の駅構内にある身体障害者用施設を分かりやすく表示したインターネットサイト「えきペディア」をNPO法人「まちの案内推進ネット」(大阪市中央区)が制作し、運用を始めた。市営地下鉄西神・山手線と海岸線の2路線26駅のトイレやエレベーターなどの案内図をイラストと写真で表示。高齢者や身体障害者が利用しやすい情報を提供している。

 同ネットは、歩行弱者の外出活動の支援を通じてまちづくりに貢献しようと、平成18年8月に設立。

 えきペディアでは、駅構内の移動案内マップ▽駅出入り口、トイレのバリアフリー情報▽駅周辺の地図や写真−などを提供。これまでに東京メトロや大阪、京都などの市営地下鉄の案内図が公開されている。

 同ネットによると、駅のバリアフリーについて、障害者の約6割が向上していると感じ、約3割が情報をインターネットのサイトなどから入手している。しかし全国の各駅には、階段でしか行けない車いす用トイレがあるほか、地下鉄事業者が作製した地図は歩行弱者に理解しにくいのが現状だという。

 6月までに国内すべての地下鉄駅の案内図を掲載する予定。えきペディアは(http://www.ekipedia.jp)。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080430-00000005-san-l28