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2008年04月29日(火) 10時15分

授業中携帯、高校生48% 中学生も13%琉球新報

 県教育委員会が公立小中高校の児童生徒とその保護者を対象に実施した携帯電話に関するアンケートで、県内では高校生93%、中学生34%、小学生14%が携帯電話を所有していることが25日分かった。そのうち、高校生48%、中学生13%が授業中に使用したことがあると答えており、県教委は各市町村教委や教育事務所、県立学校の校長あてに携帯電話の指導を徹底するよう通知した。
 携帯電話所有者のうち学校に「毎日」「時々」持っていく高校生が98%、中学生54%、小学生48%に上った。また、小中高生の1%前後が、携帯電話を持っていることを保護者が知らないとしている。
 出会い系サイトや性的、暴力的サイトへのアクセスについて聞いた項目では、高校生の7%、中学生3%が「してもいい」と回答。実際にアクセスした経験があるのは高校生8%、中学生3%、小学生1%だった。
 アクセスしていいと答えた理由については「個人の勝手・自由」「人に迷惑を掛けなければいい」「遊びだから、面白そう」などの答えが見られ、県教委は「児童生徒が互いに規範意識を高め合う関係性の構築が必要」と指摘している。
 有害サイトなどへのアクセスを制限する無料フィルタリングを設定させている保護者は、小中学生で8%、高校生で5%にとどまった。
 調査は2007年10月、県内の小中高校生とその保護者を対象に実施。公立学校の児童生徒の約3分の1に当たる4万7217人と、保護者3万9126人が回答した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080429-00000005-ryu-oki