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2008年04月29日(火) 15時01分

緊急宣言:平井知事と東国原・宮崎県知事、地方の高速道整備を /鳥取毎日新聞

 ◇「どがにかしょーいや!」/「どげんかせんといかん!」
 平井伸治知事と宮崎県の東国原英夫知事は28日、地域間格差に苦しむ地方に高速道路を整備するよう国に求めて緊急宣言を出した。
 両知事は都内で会見し、「どがにかしょーいや!」「どげんかせんといかん!」とそれぞれのお国言葉で声を上げた。
 緊急宣言は、国が責任をもって地方の高速道路を確実に整備すること▽地方の道路整備に必要な財源を確保すること▽(失効した)地方道路整備臨時交付金を復活すること——を求めた。
 宣言文は、両県の高速道路について「整備状況は極端に遅れ、最下位争いを強いられている」と指摘。全国の高速道路と結ばれておらず「陸の孤島」と訴えた。
 さらに、ガソリンの暫定税率の問題や道路特定財源の一般財源化などで、「国政の混乱により、整備の見通しが不透明な状況に陥っていることに憂いを抱かざるを得ない」とした。
 両県の経済現状を「低い求人倍率や所得など地域経済が疲弊し、地域間格差の拡大に苦しんでいる」と表現。高速道路の整備を「希望の灯」と位置付けた。【小島健志】

4月29日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080429-00000189-mailo-l31