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2008年04月28日(月) 18時05分

島田紳助の本気?宣言  「4年後オレが大阪知事になる」J-CASTニュース

 日本テレビ系「行列のできる法律相談所」で、司会の島田紳助さんが「4年後、私が大阪府知事になります!」と2回宣言した。同番組のレギュラーだった橋下徹大阪府知事を、3か月ぶりにスタジオに招いての発言だった。番組では、橋下知事が選挙に出る際に島田さんに相談、演説の仕方などを教わっていたことなども明かした。

■選挙演説は島田紳助のアドバイス

 島田さんの発言は2008年4月27日放送分。橋下知事を3か月ぶりにスタジオに招き、開口一番、

  「今、大阪府議会議員の嫌われ者ですから」

と橋下知事を紹介した。橋下知事が新しいことをしようとしても、既得権を持つ議員に嫌われる。大阪府は現在そういう状態で、だから大変なのだと説明した。そうした中で、なぜ橋下知事が立候補に至ったのかタネ明かしする、と島田さんは語りだした。

 橋下さんが大阪府政について勉強したところ、政策の矛盾によって、このままでは5兆円の債務が増え続けていくことがわかった。状況があまりにヒドく、保守系では誰も立候補する人が出なかった。実は、島田さんも少しは立候補を模索していたらしいが、「誰がなるんねん!? 」と「スイッチ」を切った。橋下知事も「1000%出ない」と言った。しかし、誰も立候補する人がいないことに業を煮やし、誰かがやらねければならないと、橋下知事が思わず「男気」のスイッチを押し立候補したのだという。島田さんは、

  「そもそもの失敗はそこから始まった」

と解説。爆笑を誘った。

 立候補に際し、橋下さんは島田さんに相談に行ったのだという。パワフルな語り口で話題になった演説は、島田さんに教わったもの。演説の中に政策論が乏しい、とバッシングされたが、島田さんのアドバイスは、

  「寒い冬に、街頭で政策を話しても難しい。有権者の心は引き付けられない」

というものだった。

■橋下知事が変えられなかったら大阪は終わり?

 大阪の有権者は、橋下知事が本気なのかどうか、死ぬ気でやるのかどうか、信頼に足る人物なのかどうかを見ている。その回答があの演説だった。島田さんは演説について一通り説明したあと、「(演説は)それが勝負や!」と口調を強めた。すると、込み上げるものがあったようで、改まった顔をしてカメラに向かい、こう宣言したのだ。

  「橋下知事が結果だせなかった場合は、4年後私が、大阪府知事になります」

 ただし、その場で話した「公約」は、1年以内に赤字を無くすため、御堂筋にETCを使った料金所を8個作るとか、「大文字焼き」をパクッた「犬文字焼き」を作るといった冗談のようなものだった。島田さんは、

  「こんなふうにされたくなかったら、あと3年半(橋下知事を)見守りましょう。大阪の偉い人は、橋下知事が変えられなかったらこの街は終わりや。大阪が変わるラストチャンスや、と言っている」

と橋下さんにエールを送った上で、

  「アカンかったら、4年後は私が!」

と、再び言い切った。冗談めかしてはいたが、まんざらウソでもないようだ。


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