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2008年04月28日(月) 12時02分

ガソリン:スタンドは混雑 来月1日以降、暫定税率復活で値上げへ /山形毎日新聞

 ◇早めに給油呼び掛け
 ガソリンにかかる暫定税率が5月1日に復活する見通しになり、週末の県内のガソリンスタンドは、値上げ前にガソリンを満タンにしようというドライバーで込み合った。月末は5月3〜6日の大型連休を控え一層の混雑が予想され、スタンドの備蓄がなくなる恐れも指摘されている。
 1リットル125円で販売する山形市の国道348号沿いのセルフスタンドは、引きも切らずに客が訪れ、一つの給油タンクの前に3〜4台の車が列をなす光景も見られた。
 夫婦でハイキングに行った帰りに立ち寄った山形市の男性(63)は「まだ半分以上残っているが、安いうちに少しでも詰めようと思った。30日も満タンにしに来る」と話した。
 店は5月1日以降の値上げの可能性を伝える張り紙を給油タンクなどに設置。「月末は一時的に品薄になる可能性がある」と、早めの給油を促している。
 店の男性マネジャー(27)は「県外ナンバーの車も多く、朝から混雑している。本社から出荷制限が掛かっているので、スタンドの備蓄を増やせず、30日には品切れになる可能性もある」と困惑した表情を見せた。
 一方、酒田市中心街のスタンドは、普段と変わらなかった。男性店長(39)は「今日は大丈夫だが、月末は駆け込み需要で客が急増すると思う。ニーズに対応するため、28〜30日は営業時間を1時間延長する」と話していた。【大久保渉、釣田祐喜】

4月28日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080428-00000062-mailo-l06