【ニューヨーク＝丸石伸一】米マイクロソフト（ＭＳ）から買収提案を受けている米ヤフーは、ＭＳが「合意への回答期限」として設定した２６日（日本時間２７日昼）までに公式の態度を表明しなかった。ＭＳは合意が得られなければ敵対的買収策に乗り出す構えで、週明けにも具体的な対応策を発表する見込みだ。
両社とも２６日時点で買収提案について何も発表していない。一部の米メディアによると、水面下で折衝を続けてきたが進展していないという。
ＭＳは、２６日までに提案を受け入れなければ、経営陣入れ替えに賛同するようヤフー株主に直接働きかける敵対的買収策に出る可能性がある、と通告。だが、ヤフーは、ＭＳ以外の企業との提携など独立経営を維持する対案を検討する方針を改めて示し、拒否の姿勢を崩さなかった。
ＭＳは最近、敵対的買収に加え、提案を取り下げる可能性にも言及し、ヤフーを揺さぶっている。 アサヒ・コムトップへ
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